醤油蔵見学ができちゃう体験型施設「湯浅醤油(有)」シメには醤油ソフトクリームをどうぞ!

「醤油の発祥地を訪れたんだから、記念に醤油蔵が見たい!」「お醤油の作り方が知りたい!」なんて方も多いのではないでしょうか。そんな期待にお応えして、今回は湯浅町で醤油蔵見学ができる施設を編集部あいりがご案内しましょう!「ご案内」といっても、実は地元に住みながら湯浅醤油(有)の蔵を体験するのは本日が初めての私。画面の前にいらっしゃる皆さまと同じフレッシュな気持ちで取材に行ってまいりました!

コンセプトは「世界一の醤油を作りたい。」

湯浅醤油(有)はお醤油やお味噌を製造・販売する施設で、国道42号線沿いにあるからアクセスが簡単!金山寺味噌の看板が目印ですよ~!お醤油の作り方が学べる醤油蔵やお買い物ができる物産店(醤館・丸新本家本店)、私一押しの醤油ソフトが食べられる蔵カフェまで…見所満載の体験型施設なんです。

湯浅醤油(有)の新古社長は伝統を受け継ぎながら、新しいものを生み出すクリエイティブな方。「ええもん使って、真面目につくる」をモットーにしながらも、新商品が続々登場するので目が離せません。最近開発された新調味料「カカオ醤(ジャン)」はベトナムカカオと湯浅醤油のコラボ商品でカカオのチョコレート感と醤油の風味が両方味わえる新感覚の調味料なんです。

大人から子どもまで楽しめる!圧巻の醤油蔵見学

醤油蔵を見学するにはまず、物産店「醤館(ひしおかん)」のスタッフさんに「見学したいです!」と伝えて受付を済ませます。蔵見学は基本的に自由見学(無料)なので気軽に体験できるのが良いですよね~。(団体のお客様は、スタッフさんが蔵を案内してくれるそうです!)さぁ、醤油の蔵「九曜蔵」に入っていよいよ見学スタートです!

蔵内に足を踏み入れると目に飛び込んでくるのは、大きな木樽。なんと約6トンの杉樽が11本並んでいるんです。圧巻の一言。実際に触れてもOKということで、空樽と中身の入った樽の振動や音の違いを体感してみました。スタッフさんがいなくても音声ガイダンス(外国語対応有)が詳しく説明してくれるので分かりやすい!外国人観光客の方も安心ですね~。

続いて二階に上がると、先ほど見た木樽の中身を上から覗くことができるんです。お醤油の原材料は大豆・小麦・塩のたった3種類。この原材料を樽の中で約一年半から二年半じっくり熟成させることでお醤油に仕上がるんだとか。反対側には寝かせたお醤油を搾り取る絞り場があります。機械の重みは一切かけず、自然のままにお醤油がろ過されるのを待つというから驚き。この工程があるからこそ、雑味のない醤油が完成するんです。

同じ階には、予約をすれば体験できる「櫂(かい)入れ体験コーナー」があります。和歌山らしいパンダの被り物があるので、早速被ってみました!これは可愛い。法被を着れば職人さん気分が味わえます。本日は特別に櫂入れを体験させていただきましたが…重量感がすごい!全身を使ってもろみを混ぜると心地よい疲労感が!職人さんの苦労が分かります。
※櫂入れ体験をご希望のお客様はお電話でのご予約が必要です。

素材にこだわった絶品「醤油ソフトクリーム」

醤油蔵の見学はこれにて終了。短時間で分かりやすく、お醤油の作り方を学ぶことができて大満足です。蔵見学の後はお待ちかねのカフェターイム!私が大好きな醤油ソフトクリームの登場です!美味しいのなんのって…ソフトクリームの新鮮な甘さとお醤油の上品な風味が絶妙。こちらに使用されているお醤油は丹波黒豆を100%使用した生一本黒豆醤油で、モンドセレクション最高金賞を受賞する逸品なんですよ!聞くだけで美味しそう。

おうちで簡単!マイ醤油を作ってみよう!

最後にご紹介するのは物産店で購入可能な「手づくり醤油キット(2,700円)」、ミニサイズ(1,200円)もあり、お土産にぴったりなんです。お子さんの自由研究や食育にもぴったりですよね~。取材後実際に購入し、自宅で作ってみました。

私がチャレンジしたのはミニサイズ。キットに入っているものは湯浅醤油さんの特製醤油こうじ(国産材料である大豆・小麦・麹菌・塩を混ぜ合わせたもの)です。こちらで用意するものは、はさみ・ビニールテープ・計量カップ・割りばし・コーヒーフィルター・500㎖ペットボトル2本のみ!

①準備…ペットボトルを使って容器づくりスタート。はさみでペットボトルの上3分の1くらいのところを切り、じょうごを作ります。次にじょうごとペットボトルをビニールテープで固定!

②仕込み…醤油こうじと水を混ぜ合わせて「もろみ」作り。しっかりキャップを閉めましょう!

③発酵・熟成…ペットボトルを振り振り~♪「もろみ」をかくはんします。第一工程はここで終了!名前を書いたオリジナルラベルを貼って完成です!予想以上に簡単で驚きました。今日から約一年半定期的にかくはんさせながら寝かせるとお醤油が出来上がるんだそうです。かくはんの仕方や保存の仕方によって味が変わるようなので、私のマイ醤油がどんな味に仕上がるのか楽しみ~!

まとめ

お醤油の味も作り方も…!存分に楽しめる旅はいかがでしたか?地元民の私でさえ貴重に感じられた体験の数々。遠方から来られた方には必ずお立ち寄りいただきたい場所の一つです。湯浅醤油(有)は商品のバリエーションも豊富でお土産選びにもぴったり!ここでしか買えない逸品に出会えるはずです。